ボイラー・水栓柱のお手入れ
長野県は晩秋から早春にかけ朝晩の冷え込みが厳しく、
夜間などは0℃以下になることが多くあります。
そこでボイラーや水栓柱(外水道)にトラブルがあったら
生活に支障がでてしまい大変な事態になるでしょう。
特に皆さんに気をつけていただく事として、
注意事項と操作方法をお伝えしたいと思います。
これから説明する事は冬場限定の注意と操作になります。
皆さん絶対に守って下さいね。
水栓柱の注意事項
水抜き水栓柱(日邦バルブ製イマジナ)ですが、暖かい時季は蛇口で操作して水を出したり閉めたりしている方がほとんどだと思いますが、冬場は操作方法が違います。水栓柱の上部にハンドルがあり、90度右に回してもらうと立ち上げ部水道管の中の水が地中で抜けます。しかしこれだけではいけません。蛇口は全開に開けることで空気が入り、水道管の水がスムーズに抜けます。必ずこの2点の操作を行って下さい。
ここで注意していただきたい事は、せっかくハンドル操作で水抜きをしたのに蛇口が閉まっていると、水が抜けきらず凍結する恐れがあるという事です。蛇口にホースをつないでいる方も冬場は外す事をお勧めします。急なハンドルの開閉も水撃による器具の破損につながる恐れもありますのでお気をつけ下さい。
ボイラーの注意事項
お引渡し時にも説明していますが、ボイラーに関しては特に注意して下さい。こちらもついつい夏場の感覚で使用していますと大変なことになります。まず、浴槽内の水(お湯)を追い炊き口より5cmから10cm上まで貯めて下さい。これは、ボイラー自身が約4℃以下になりますと凍結予防の為循環ポンプを運転します。このときに水またはお湯が残っていないと運転できず、ボイラー内で凍結が起きてしまいます。凍結してしまうと部品の交換!ひどい場合はボイラー交換!!という事態になります。お風呂のお掃除をした後も忘れずに水を貯めて下さい。やはり寒い冬にお湯も出ないと辛いですし、日常生活するにあたって重要な物ですので。
あと、点検などに伺ってよく聞くお話ですが、節電のために凍結防止帯のコンセントを抜いている方もいらっしゃるようですが、こちらも寒くなってきたら忘れずにコンセントを差し込んで下さい。せっかく節電してきたのに凍結のため、それ以上に修理代がかかってしまったら大変ですからね。
注意事項を説明させていただきましたが、これら以外にもボイラートラブルが発生するかもしれません。そんな時はリモコンのエラー表示をチェックしていただいた上で取り扱い説明書のエラー表示一覧表で確認してもらい、TOTOメンテナンスまたはアルプスピアホームまでご連絡下さい。
皆さんボイラーの設定温度を自分の好みの温度にして使っていただくと大変便利ですが、サーモスタット内の形状記憶合金スプリングが固まってしまい、いざ温度を上げようと思っても動きが鈍くなりなかなか温度が上がらなかったり、もしくは故障の原因になるかもしれません。そこで、設定温度を希望する温度+10℃にしていただき水を混合して使っていただければ、お好きな温度でたっぷりの湯量でご使用いただけます。
24時間換気システムも極端に冷え込む時は、本体内の熱交換フィルターで結露した水が凍って大きな音が出ることがあると思います。そんな時はお手数ですが、あらかじめ本体の電源を切っておいて下さい。日中になれば凍った水も溶けますので、また電源を入れていただいても結構です。
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